複利と戦略の分散で〝大きな利益〟を実現する方法

Posted on May 12th, 2021Updated on May 18th, 2021
複利と戦略の分散で〝大きな利益〟を実現する方法

現実的な方法で〝大きな利益〟を狙う

複利の効いた有利な投資を、複数同時に行う

一言で表すとこういうことなのですが、これだけだと当たり前のように感じると思います。

しかし実際には、「有利」という言葉ひとつとっても「最大のリスクと最終的なリターンを想定して~」というようなことが含まれています。

この記事では上記について、具体的かつ全体感を損なわないように、筆者が実際に取り組んでいる投資を交えながらまとめていきます。

有利な投資

  • 一連の投資で発生し得る最大のリスク(損失)
  • 一連の投資の最終的なリターン(利益)

投資において最も重要なのは、上記を比較して有利な投資を行うことです。これは〝期待値のある投資をする〟と表現されることもあります。

例えば、筆者が稼働している自動売買は、次のような想定をしています。

  • 30万円で運用を開始
  • ロジックが破綻して30万円全額なくなるのが最大のリスク
  • 15年で140倍(4200万円) を目指している

※ 以下のアカウントで、自動売買の状況をツイートしています

最大の損失は30万円。これは基本的には「起こらない」と考えている想定外のケースです。そして、15年掛かりますが、最終的に想定しているのは4000万円の利益。かなり割の良い投資じゃないでしょうか。

現在の損益

※ 最新のグラフが表示されます

上記は直近までの損益のグラフです。執筆時点(2021年5月現在)では大きな利益は出ていませんが想定通りの稼働状況です。

これは一例ですが、最悪なケースを想定した上で、それでも有利な投資をすることが大切です。

小さく始める

兼業投資家には強みがいくつかあります。

  • 固定収入がある
  • 時間をかけることができる
  • 常に大きな利益を生む必要がない
  • 大きな金額で運用する必要がない

組織に所属して投資をする方は、大きなお金を運用します。失った場合のダメージが大きく、その分制約も多くなります。

専業だと、日々の生活費がネックになります。あまり時間をかけることもできません。

兼業だと固定収入があります。30万円くらいだったらまた稼げますし、自由にいろんな投資にあてることができます。こういう状態で投資に臨めるのが兼業の大きな強みです。

複利を活かす

投資において複利を活かす方法は大きく2つあります。

1売買する投資出た利益を乗せて複利運用する
2長期保有する投資複利的に価値が増えていく対象に投資する

売買する投資は利益を乗せていく

次のようにどんどん資金を増やしていくのが複利運用です。

  1. 運用資金に応じて取引量が決まります
  2. 売買の利益を運用資金に乗せていく(追加していく)と取引量が増えます
  3. 取引量が増えれば利益が増えます

ただし、いくつか注意点があります。

まず、取引回数がそれなりにあり、有利な(プラスの期待値の)戦略であることが前提です。

「期待値」と「大数の法則」まとめ

筆者が持つ「期待値」と「大数の法則」の全情報を掲載します。また、「『期待値』と『大数の法則』を投資に活かす具体例と注意点」にも触れています。大げさではなく、不動産なども含め、株やFX、すべての投資で重要な法則です。

mesure-the-risk/trading-edge-and-law-of-large-numbers

「期待値」と「大数の法則」まとめ

取引量を増やしすぎると破産(運用資金が枯渇)してしまうので、取引量を慎重に決める必要があります。

破産を防ぐ5つのポイント

株やFXの長期的なリスクを測る『破産の確率』は、現在の売買手法を続けていって良いものかどうか、大きな指針を示してくれます。その『破産の確率』について、筆者が知る限りの知識をすべて詰め込みました。Web上でこれより詳しい『破産の確率』の解説はないと思います。

mesure-the-risk/risk-of-ruin

破産を防ぐ5つのポイント

こういうことをするのが、売買する投資の複利運用です。

さらに詳しく知りたい方は以下の連載が参考になると思います。

連載: 複利を活かす - Investment Tech Hack

複利の「威力」「罠」などの基本的な解説にはじまり、複利運用において勝率が重要であること、複利を活用するために必要なリスク調整のノウハウ等を解説します。

investment.abbamboo.com

連載: 複利を活かす - Investment Tech Hack

長期保有の場合は、複利的に増える投資対象を選ぶ

複利的に増える投資対象とは、米国株インデックスとか暗号資産のことです。米国株インデックスは長期に渡って複利的に価値が増えていますし、昨今のビットコインも複利的に市場規模が拡大している良い例です。

※ 上記は1802年からの市場価値の推移。縦軸が対数目盛で、一目盛が10倍を表します

積立投資は毎月定額で買うものなので、売買に複利の工夫があるわけではありません。米国株の積立投資はあくまでも複利的に増える米国株インデックスを長期保有しているだけですが、これも立派な複利運用になっているわけです。

一方で、ビットコインなどの暗号資産は、当たりはずれの激しい市場です。米国株よりも慎重に取り組む必要があります。

同時に複数投資する

投資に絶対はありません。なので、ひとつの戦略のリスクをゼロにすることはできません。しかし、根拠のある有利な戦略が複数あれば、限りなくリスクを小さくすることができます。

例えば、1%の確率で最悪のケースに陥る戦略を10個作成してすべてに投資したとすると、次のような確率を求めることができます。

確率
全てが上手くいく90.44%
1つ失敗する9.14%
2つ失敗する0.42%
3つ失敗する0.01%
4つ以上失敗する0.00%

ガチャの確率計算機にて「出現率 1 %のガチャを 10 回やったときに、ひとつ以上あたる確率は」という設定で算出

10の戦略のうち4つ以上が「最悪のケース」に陥る確率はゼロです。

実際はこんなに単純じゃないですが、これくらいリスクを小さくすることができるというイメージです。

  • 手間のかからない戦略を選ぶ
  • 期間や方法、投資対象などが異なる戦略を選ぶ

同時に複数の投資を行いますので手間をなくすこともポイントです。似た戦略ばかり取り入れると失敗が重なるので、分散効果を得るために異なる戦略を選ぶ必要もあります。

筆者が投資している戦略

筆者が実際に投資している戦略について解説します。

戦略期間元本・積立リターンリスク
1GBPJPYの自動売買15年30万円4200万円30万円
2米国株インデックスの積立35年3000万円1億円リターンゼロ
3暗号資産の積立10年以上30万円+月5千円数百倍?元本がゼロになる
4日足の裁量トレード未定未定未定元本がゼロになる
5個別株の長期保有未定1銘柄30万円未定元本がゼロになる

GBPJPYの自動売買

この記事の前半で紹介した戦略です。

この戦略は4時間足のトレンドフォローなのでかなり時間が掛かってしまいます。30分~1時間足くらいで取引回数が稼げる戦略を追加しようと検証・開発を行っています。勝率重視の戦略がつくれるとなお良しです。

自動売買は決められたことを愚直に・複数同時進行で・確実にやることが得意

これに尽きます。あとは、元本と目標金額、期間を明確に立てやすいのも良い点です。

一方で、「取引会社に依存する」「メンテナンスが必要になる」などの注意点もあります。

米国株インデックスの積立投資

これは老後資金のための積立投資です。

1億円のリターンの実現には、米国株が年利平均7%で上昇する必要があります。過去200年の実績がありますが、この先も実現するかどうかは分かりません。

ただし、米国の経済活動という強烈な根拠があります。

また、積立(ドルコスト平均法)なのでダメになるケースはかなり限られています。3000万円弱の積立を行う予定ですが元本割れの可能性は低く、最悪のケースでも貯金の役割は果たせそうです。

老後に備える投資まとめ&Excelシミュレーション(積立NISA・iDeCo)

投資歴7年の筆者が、1.実際に行っている積立のすべて(株やFXなどのトレードや自動売買と並行して実践しています) 2.その根拠 3.Excel(Googleシート)によるシミュレーション など、老後に備える積立NISAやiDeCoを活用した投資について、まとめています。

learn-to-invest/investing-for-retirement

老後に備える投資まとめ&Excelシミュレーション(積立NISA・iDeCo)

暗号資産の積立投資

30万円+月5千円の積立で暗号資産のポテンシャルに乗る投資です。

30万円をいくつかの草コインに分配してBTCを増やす試みをしつつ、毎月5000円ずつBTCを購入しています。

始めて2ヶ月ですが、今(2021年5月現在)は暗号資産全体がバブルの様相なので倍くらいになっています。今後、値下がりしても少なくとも10年は続ける予定です。草コインは頃合いをみてBTCに戻します。

日足の裁量トレード

自動売買は決められたことを愚直に・複数同時進行で・確実にやることが得意なのに対して、人間は複数の材料を総合的に判断することが得意です。

人間の特性を活かした裁量トレードをするのが、この投資です。

移動平均とライン、エリオット波動あたりをシンプルに用いて、ニュースを考慮しながらエントリーします。

取引量とリスクの管理は数値化したルールを決めています。

【1日5分】エクセルでリスクと資金の管理、統計と分析(株・FX・あらゆる投資に)

1.資金がいくらあって、どんなトレードをしていたかの記録 2.ひとつのトレードや、全体のリスク管理 3.破産を避けて、複利を活かす資金管理 これらが、1日5分、ひとつのエクセル・Googleシートで実践できます。

trade-tools/how-to-manage-investment

【1日5分】エクセルでリスクと資金の管理、統計と分析(株・FX・あらゆる投資に)

利益確定の決済は若干の裁量を含むルールです。

個別株の長期保有

暗号資産ほどではありませんが、個別株も大きなトレンドを形成しやすい(複利的に価値が増えやすい)夢のある市場です。

良い銘柄を見つけたら、積立ではなく1銘柄あたり30万円で一気に長期保有してしまおうという戦略です。

良い銘柄というのは情報やファンダメンタルによるのですが、見つけてすぐに買うということはしません。値動きのアラートをセットしておいて、良い値動きがでたことを確認して購入します。

決済のルールはやや緩めですが「良い状態がなくなったら」ということにしています。

まとめ

筆者の中で、投資に取り組む姿勢というかロジックが固まりつつあります。そのおかげで、最近は迷いが少なく、有利な戦略や投資先の選定に集中できています。

筆者の投資は、大きく「売買する投資」と「積立投資」「長期保有」に分けられます。

「売買する投資」は管理方法をテンプレート化できていますし、「積立投資」はシンプルに買い続けるだけです。「長期保有」においても定期的にチャートを確認すれば良いので大した手間ではありません。

こんな感じで、筆者は期待値をどんどん積み上げていっています。

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著者

タカハシ / 9年目の兼業トレーダー

元・日本料理の板前。現在は、投資やプログラミング、動画コンテンツの撮影・制作・編集などを。更新のお知らせは、各SNSやLINEで。LINEだと1対1でお話することもできます!

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