3年目の兼業投資家が「トレードルール」をすべて公開!16年10月版

Posted on October 19th, 2016Updated on April 7th, 2019
3年目の兼業投資家が「トレードルール」をすべて公開!16年10月版

どんな記事

筆者自身の記録のために、現在のトレードルールを掲載しておこうと思います。今後はブラッシュアップするごとに記事にしていく予定です。

資金管理とリスク管理

私が思うに、「資金管理とリスク管理」はトレードをする上でもっとも堅固にルールを組むべき要素です! ここが最重要。ここさえしっかりしていれば多少エントリーやイグジットが下手でも破産することはなくなります。破産しなければ何度でも再挑戦できる! ポイントは次の1点だけです!

資金管理とリスク管理のポイント
1回の取引量を「ユニット」にもとづいて算出する

この「ユニット」は資金量を表すと同時に、その銘柄の1日の想定リスク・リターンも表しています。なので資金管理とリスク管理はこの「ユニット」だけ覚えれば良い。めっちゃ簡単です!

細かく解説すると次のようになります。

「ユニット」にもとづいた資金管理とリスク管理

  • 1年ごとの管理とする(1月スタート)
  • 投資用の資金を明確に決める(以下、「投資金」)
  • 未決済の損益も投資金に含める(ここは検討の必要あり)
  • 年間の累計損益がマイナスの場合、その損失額は倍の計上とする
  • 1ユニット = 投資金の1% = ATR20 = 1トレードの取引量(以下、「1N」)
  • 投資金の1% /〔取引単位 × ATR20(× 為替レート)〕(為替レートは基軸が円以外の銘柄の場合)
  • ユニットで分散投資の管理をする
    • 単一銘柄で4Nまで
    • 強相関の銘柄は6Nまで
    • 中相関の銘柄は10Nまで
    • 買いの銘柄は12Nまで
    • 売りの銘柄は12Nまで
    • 全体で最大24Nまで
  • 日々、上記にもとづいてサイジングする
    • サイズが足りていないときはその分を追加
    • サイズが超えているときはその分を決済

この「ユニット」を使用することで、株やFX、商品など、どんな市場のどんな銘柄においても、同じ基準で資金管理とリスク管理を行うことができます(「相関」については分散投資するトレーダーのみ)。

「相関」は不要であれば気にしなくても良いですが、「ユニット」(もしくはこれに変わる資金管理)はすべてのトレードの大前提だと考えています。生き残っていくには必須です。

投資をはじめたばかりの頃にアレキサンダー・エルダー博士の「利食いと損切りのテクニック」を読んで、「損切りは2%」(だったかな?)と書いてあって、それを読んだ筆者は「そんなバカな」と思ったものです。

しかし、これは必須です。

投資における最重要項目のひとつです。

そして、もちろんバカは筆者でした・・!

4つ目の「損失を倍の計上とする」いうのは、10万円の累計損失だと20万円の損を出したものとして計算するということ。その年、投資金が半分になったとすると、計算上は100%の損失を出した扱いになってその年のトレードができなくなります。

「ATRって何?」ていう方は以下の記事をお読みください。

エントリー

エントリーは研究を重ねてどんどんより良いものに改良していくべきです。ここに出しているトレードルールは年末(2016年12月)までに別のものに切り替える予定です(それまではバックテストと研究)。

基本のエントリー

使用するテクニカル分析

  • 300日指数平滑移動平均線(以下、「EMA300」とする)
  • 50日指数平滑移動平均線(以下、「EMA50」とする)
  • MACD(6-19-9)

EMA300とEMA50をフィルターとして使用します。EMA50>EMA300のときは長期的にみて買い方向にエッジがあります。また、EMA50<EMA300のときは売り方向にエッジがあります。これを利用して以下のようにエントリーすることとしています。

エントリーシグナル

  • EMA50>EMA300 のときは MACD の買いエントリーのみ
  • EMA50<EMA300 のときは MACD の売りエントリーのみ
  • 同じ日に強相関のシグナルが出た場合は一番強いもののみエントリーする

エントリーシグナルの例外

シグナルが点灯したままの状態でイグジットになり、その後5営業日シグナルが消えずにいた場合は状況をみて再エントリーとする。

このエッジの簡単な検証方法には「それぞれの状態の陰線と陽線を数えてみる」というものがあります。エッジがあることがわかると思います(本数が多くなる)。

ピラミッティング

ピラミッティングの条件と量

  • エントリーの価格から 0.5ATR プラス方向に動いたら追加
  • 1回につき 1N
  • 1銘柄につき最大4N(タートルズは「ロード」という)

勢いのあるときだと、けっこう一気に「ロード」の状態まで行っちゃいます。そして、ATRはあくまでも1日の最大変動幅の一定期間の平均なので、これを超える価格変動はそこそこザラにあります。利益も損失も同様です。

保ち合い

かなり長期のフィルターをはさんでいるのでこういうケースはめったにないのですが、下記のようなケースでは途転(どてん)することとしています。でも、このケースは1回もなかったかな。

保ち合い期の対応

SO未達成であっても逆サインがでた場合は途転とする

このストラテジーは保ち合い期にものすごく弱いです。ここが一番変えたい点。

損切り

損切りはかなりシビアです。損切りラインに余裕をもたせると待つことができて損失の確定が少ないですが、ラインに達した時の損失が大きくなります。逆に損切りラインが浅いと損切りだらけで「もう少し待てば利益になったのに」ということになります。かなり「適度」なラインが求められます。タートルズが資金管理・リスク管理のユニット(1%=1ATR)はここでもバツグンの効果を発揮します。

基本の損切り

最初の損切りライン

エントリーの価格から 2N(2ATR)を損切りラインとする

基本の損切りは2N。1N以上の値動きは2~3日経過すればザラにあります。タートルズは2Nで固定していたようです。
タートルズ流 投資の魔術(amazonへ)」では、「損切りラインなんて不要」というニュアンスの記述もありました。いずれ記載の内容でバックテストをしてみたいと思います。

トレーリングストップ

ピラミッティング時の損切りラインの切り上げ

追加の価格から 2N(2ATR)を関連銘柄すべての損切りラインとする

つまり、追加したポジションから見ると通常の2N)ですが、それ以前のポジションは0.5Nずつプラス方向に切り上がって(下がって)いく。
単一銘柄のリスクは最大で投資金の5%となる。(1ユニットのとき2%、2ユニットで2.5%、3ユニットで3.5%、ロードすると5%)

利益確定

使用するテクニカル分析

10日ドンチャンチャネル(Donchian Channel :HLBand :Price Channel)

これは過去10営業日の最高値と最安値をバンドとして描画したものです。つまり、買いポジションであれば過去10日間の最安値、売りポジションであれば過去10日間の最高値が利益確定のラインとなります。
ここも検証してバージョンアップしていきたいものです。少しずつですね。

その他

1日の流れ

チェックリスト(初期)

  • 残高記録
  • 売買記録
  • 売買の反省(マイナス時)
  • 1日の反省(マイナスが全運用資金の1%超過時)
  • 全取引候補のテクニカルを確認
  • 優位性のある銘柄があればエントリー
  • 初めて売買する銘柄は必ず一通りリスクの計算をしなおすこと

今ではこのブログが売買と1日の反省になってますね。大事です。

心構え

この記事を書くにあたって久しぶりに見つけた言葉です。この言葉を胸にトレードをしていました。(もちろん今もですよ!)

トレンドフォロワーの言葉

小さく数多く負けよ。しかも平然と。
相場が逆方向に行ったらすぐ損切れ。将来また上がりそうでもためらわずに損切れ。相場で利が乗ったら、絶対利食うな。そのうち利がはげて損に変わったらすぐ損切れ。あの時切っていたら利益だったのになあなどと言うやつはみんな負け組。平然と損切れ。そうやって山のような損切りをした後に、気がつけば、とことん利益が乗っている玉が育つ。

タートルズはだまし(=損)が多ければ多いほど、大トレンドが発生する可能性は高まると考える。

しかし鵜呑みにしすぎても良くない。しっかり日々成績をチェックしてダメなところは改善していく。

著者

タカハシ / 9年目の兼業トレーダー

投資やプログラミング、動画コンテンツの撮影・制作・編集などが得意。元・日本料理の板前。更新のお知らせは、各SNSやLINEで。LINEではご質問にもお答えしています。

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