どんな記事?
筆者は、初心者が陥りやすい〝投資の落とし穴〟が、3つあると考えています。
「何それ、ちっとも検討つかない」
という方は、クイズにしてみましたので、ぜひ、チャレンジしてみてください。ちょっとした実感 や納得感が得られるかもしれません。
Twitterでも紹介していただいています
3つのゲームで確かめられること
村上ファンドの村上世彰さんは、著書『生涯投資家』で次のように述べています。(村上さんは賛否あると思いますが有名な方です。知らない方は調べてみてください)
私の投資スタイルは、割安に評価されていて、リスク度合いに比して高い利益が見込めるもの、すなわち投資の「期待値」が高いものに投資をすることだ。投資判断の基本はすべて「期待値」にある。
いろいろな投資案件において、きわめて冷静に分析や研究をして、自分独自の「期待値」を割り出している。たとえば、百円を投資する場合の「期待値」の計算方法は、次のようになる。
(中略)
期待値1.0を超えないと、金銭的には投資する意味がない。この「期待値」を的確に判断できることが、投資家に重要な資質だと私は考えている。
引用元生涯投資家(村上世彰)
Twitterで有名な株式トレーダーのテスタさんも「期待値」を重視しています。
このように、多くの著名な投資家が〝共通〟して「『期待値』が重要である」と考えているようです。
それに対して一般の投資家はどうかというと、この「期待値」の観点が見事なまでに抜け落ちています。有利・不利の誤解や怖いという感情から、皆、同じ落とし穴に堕ちてしまいます。
この記事でご紹介する3つのゲームは、
- あなたが彼らと同じように考えることができるか
- よくある3つの落とし穴に堕ちないか
を確かめることができます。
出来るだけ〝自分ごと〟として4つの選択肢から解答を選んでみてください。
ふたつの封筒
A と B の「ふたつの封筒」がある。
ルールは3つ。
- どちらかの封筒には、もう一方の封筒の「倍の金額」が入っている
- 相手の封筒を確認することはできない
- 「封筒の交換」を申し出ることができる
あなたは A の封筒を受け取り、「10,000円」が入っていることを確認した。
相手の封筒(B)を確認することはできないが、「封筒の交換」を申し出ることができる。
こんな状況があったとして、あなたはどうするだろうか?
次の中で、もっとも良いと思われるものを選択して、その理由を考えてみてもらいたい。
- 1万円が5千円(半分)になってしまうかもしれないので、交換しない
- 1万円が2万円(倍)になるかもしれないので、交換する
- このゲームが1回しかできないなら、交換しない
- このゲームが100回くらいできるなら、交換し続ける
公平なトランプのゲーム
ここにハートのトランプが5枚、スペードが5枚ある。
ルールは簡単。
- 10枚のトランプをよくシャッフルして順番に引く
- ハートが出たら勝ちで、スペードは負け
- 手持ちの資金は10万円
- 勝てば、その時点の資金が50%増える
- 負ければ同じく50%減る
勝率が50%。勝っても負けても資金の増減は50%。これだけだと何の面白みもないゲームになってしまうから、次のルールも加えよう。
- 8枚引いた時点で儲けていたらやめても良い
8枚引いた時点で5枚勝ちを引いていたらそこでやめて良いし、もし5枚の負けを引いていたとしても10枚全部引けば勝ちと負けは同数になる。これで少しは魅力のあるゲームになっただろうか。
次の4択から、1つ選んで、その理由も考えてみて欲しい。
- 儲かりそう! やる!
- 負けはしないから、やる。
- 負けそうだから、やらない。
- なんかあやしい。やらない。
コイントスの賭け
最後は2つのコイントスの賭けの内どちらかを選んでもらう。
どちらも元金は10,000円で、それぞれのルールは次の通り。
Aのコイントス
- 一回5,000円支払う
- 一人10回までしかできない
- 表がでると15,000円獲得
- 裏の場合は0円
Bのコイントス
- 一回1,000円支払う
- 一人100回できる
- 表:1,500円獲得
- 裏:0円
次の中から1つ選んで、その理由も考えてみて欲しい。
- 勝てば3倍! Aのゲームをやる!
- そこそこ勝ったら勝ち逃げする。Aのゲームをやる。
- 一回の支払いが少ない。Bのゲームをやる!
- 100回じっくりできる。Bのゲームをやる。
解答編はここから
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