投資本を読む：タートルズ流投資の魔術

どんな記事

本のレビュー的な記事を書いてみたかった――。

やっと時間ができたので、書いてみます。

さて、僕が「オススメの投資本ありますか？」と聞かれて何よりも真っ先にオススメするのはこの本。それくらいお世話になったし、勉強になったし、今でも読み返すことがある。そして、この本の検証はまだまだ終わっていない。それくらい奥の深い本です。

この本の良さが、ひとりでも多くの投資家に伝われば嬉しいです。

読んで役に立ったこと（読みはじめ）

とにかく最初に役に立ったのは、巻末の「タートル流トレーディング規則原本」でした。

非常に明瞭なトレードルールが掲載されています。いまだかつて、これ以上に役に立つルールに触れたことはありません。いまでも、僕のトレードルールの8割はこのルールに支配されています。これから先も、改善することはあっても、大きく変わることはないと思います。

こんなことが書いてあります。

すべてにおいて根拠が明瞭で、そして、すべてが体系的につながりをもっています。根底に資金管理とリスク管理があって、それらを活かす形で、その他の戦術が組まれています。

そして、あとから気づいたことですが、書いてあることに準じてトレードをしていくと、自身のトレードをくまなく把握することができて、分析の幅も広がっていきます。

何よりも、初心者だった自分にとって一番大きかったことは、これらの根拠を知ることで、損切りがまったくこわくなくなったことです。

1〜2年がたった頃

さて、この手法で投資をはじめて1年半くらいは非常に成績がよかったんです。正直、完璧だと思っていました。ホントに。

そこで、調子に乗って、ちょっと取引する市場を拡大したんですね。その方がチャンスが増えますから。ルール通りにやって、さらにチャンスを増やそうと思ったら市場を増やすしかない。だから、その通りにしたんです。

すると、一気に調子が悪くなったんです（今思えば、これは仕方のないことですが）。

そこで思い出したのがこの本でした。

あらためて読みなおすと、最初に読んだときには気にもとめなかった（でも重要な）ことに気づくことができました。

例をあげるとキリがないけども、とにかくたくさんのことに気づかせてくれました。

この点が、僕がこの本をオススメする、最も大きな理由かもしれないですね^^

最近では

さて、最近は、この本にのっているたくさんのことを検証してみています（全然検証しきれていいないけども…）。

それは、例えば次のようなことです。

この本は、そんなに分厚いものではないです。でも、網羅的に、いろいろなことについて触れています。

例えばバックテストについては、やり方から、結果の分析、長所と気をつけるべき点が解説されています。また、バックテストの多くの事例までもが、結果とともに掲載されています。一般的なものから、損切りを設定しないという、非常識的なバックテストまで（そして結果にも驚きがある）。大変奥が深いです。

最初の頃は、それらを鵜呑みにするしかありませんでした。――でも、現在は、ひとつずつ確かめていっています。著者の足あとをたどっているような感じですね。
そして、その過程で、必ず何かしらの気づきがあります。

現在でも、繰り返し読むのは、そういったところからです。

まとめ

こんなもんじゃ、この本のすごさは書ききれないのですが、書ききれないことを前提に、この本とともにたどってきた僕の投資歴を交えて、少しだけご紹介させていただきました。

すこしでもこの本に興味をもっていただけたら、そして、すこしでもこの本が皆さんの役に立てば、僕はそれだけで嬉しいです^^

と、言いつつ、amazonへのリンクも置かせていただきます――

レビューなんかも参考になると思います（88件、4.2／5）！

こうやって記事書いている間にも新しい発見がある。勉強あるのみですね^^